こんにちは😊

治療室TERAです🌏

新しく「治療室TERAの日誌」というカテゴリーを設けました。

守秘義務があるため、患者さんを特定出来るような内容は伏せます。

「治療ってこんなことしてるんだ」と読んでいただければ…

さて、今回は腰下肢痛の80代の患者さん。

以前転倒して右股関節を人工関節にしてから左腰から足にかけて痛くなり、病院でのMRIは「椎間が狭くなっているけど、手術までではない」との事。

消化器系の手術も2度行われている。

リハビリや電気、痛み止めもあまり効かない。

以前テレビドラマで鍼を扱うシーンを見て、鍼を受けてみようと思い受診。

初診時、徒手検査等で腰下肢痛の出現範囲を確認。

大腿外側皮神経の走行に沿った痛みであった為、第一にこの痛みの緩和を目的として鍼を行い、併せて腰背部の筋緊張の緩和、腹部、頭頸部にも手を入れる。

鍼により痛みは緩和したとの事だった為、しばらく継続治療することになったものの、痛みは治療後2時間でぶり返してしまう。

よって治療方針を見直し、今までと同じ神経の走行に沿った刺鍼をファシア目的で行ったところ、痛み再発までの時間が増え、半月〜1ヶ月ほど持つようになり、家庭菜園を再開しようとするまで回復してきた。

腰下肢痛の方に多いどすどす歩きから、軽い足音に変わっていたのも改善を実感しました。

刺鍼の方法ひとつで変化が出ることを感じた症例でした。

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